仕事に追われていた私が時間を作る働き方に変えた理由

TENYU|時間を作る働き方

元看護師として働き、貿易・商社事業や法人経営、M&A、事業売却を経験したYUKISANが、仕事中心の毎日から時間を作る働き方へ移行した考え方と具体的な見直し方を紹介します。

仕事を頑張っているのに、家族との時間や自分の休息が後回しになる。予定をこなすだけで一日が終わり、気づけば「何のために働いているのだろう」と考えてしまう。以前の私も、仕事に時間を合わせる毎日を送っていました。

元看護師として働いた後、貿易・商社事業に携わり、法人を2社経営しました。複数の事業を立ち上げ、M&Aや事業売却も経験しています。仕事の種類や責任が増えるほど、時間の使い方を変えなければ、働き続けること自体が目的になってしまいます。

そこで意識するようになったのが、時間を作る働き方です。単に仕事量を減らすのではなく、人生に仕事を合わせるために、事業の選び方、仕組み、関わり方を見直していきました。

時間を作る働き方を考えたきっかけ

事業を立ち上げたばかりの時期は、判断することも対応することも多く、経営者自身が動かなければ進まない場面が少なくありません。目の前の業務に集中できる一方で、仕事が終わる基準はありませんでした。

看護師の仕事でも、相手の状況を見ながら優先順位を判断し、限られた時間で対応する力が求められます。経営でも同じように、すべてを自分で抱えるのではなく、「自分が担うべきこと」を見極める必要がありました。

仕事を続けるために生活を削るのではなく、生活を大切にしながら続けられる仕事を選ぶ。その考え方に変わったことが、大きな転機でした。

時間を生み出すために見直したこと

1. 自分がやる仕事と任せる仕事を分ける

最初に行ったのは、業務を「自分にしかできないこと」と「手順を共有すれば任せられること」に分ける作業です。

たとえば、事業の方向性を決めることや重要な相手との関係づくりは、自分が担う価値があります。一方で、定型的な確認、資料の整理、進捗報告などは、方法を整えれば他の人に任せられます。

毎週の業務を書き出し、同じ作業が繰り返されているものから手順化すると、判断に使える時間が増えました。いきなり全てを手放すのではなく、まず一つの業務を任せ、確認しながら範囲を広げる方法が現実的です。

2. 事業を増やす前に、時間との相性を考える

新しい事業は、売上や将来性だけでなく、自分の時間をどのように使うのかも確認します。収益性があっても、常に本人の対応が必要な事業であれば、望む働き方とは合わない場合があります。

検討するときは、次の3点を紙に書き出します。

  1. 日々の運営で自分が必要になる時間
  2. 自分が不在でも進められる仕組みの有無
  3. 数年後にどのような関わり方をしたいか

始める前に時間の使い方を想像しておくと、後から「思っていたより離れられない」という状況を避けやすくなります。

3. 手放す選択肢を持つ

事業を始めたからといって、永遠に自分が持ち続ける必要はありません。M&Aや事業売却を経験したことで、事業には「育てる」だけでなく、「次の担い手へつなぐ」という選択肢もあると実感しました。

手放すことは、失敗を認めることではありません。事業の成長に別の人の力が必要になったり、自分が次に進みたい方向が変わったりしたときの、前向きな経営判断にもなります。時間を作る働き方を目指すなら、始める段階から出口を考えておくことが役立ちます。

仕事中心の働き方との違い

考える視点 仕事に時間を合わせる 時間を作る働き方
仕事の選び方 依頼や機会を優先する 生活との相性を確認する
日々の業務 自分で抱え込む 任せる仕組みを整える
事業の将来 続けることを前提にする 譲渡や撤退も選択肢に入れる
時間の捉え方 余った時間を使う 先に大切な時間を確保する

この違いは、働く量だけの問題ではありません。何を優先して生きたいのかを決め、その優先順位に合わせて仕事の形を整えることがポイントです。

今日からできる見直し方

まず一週間、仕事に使った時間を簡単に記録します。細かな分類は必要ありません。「判断」「作業」「人とのやり取り」「移動」などに分けるだけでも、自分の時間がどこに流れているか見えてきます。

次に、なくしても困らない作業、まとめられる予定、任せられる業務を一つずつ選びます。そして空いた時間を、休息、家族との時間、学びなど、先に決めた目的へ充てます。空白のままにすると別の仕事で埋まりやすいため、予定として確保することが大切です。

働き方を変えるとき、最初から大きな決断をする必要はありません。自分の時間をどのように使いたいのかを言葉にし、小さな業務改善から始めることで、仕事との距離感は少しずつ変えられます。

よくある質問

時間を作る働き方は、仕事を減らすことですか?

必ずしも仕事量を減らすことではありません。自分が担う仕事を選び、仕組み化や分担によって、限られた時間を重要な判断に使う考え方です。

一人で事業をしていても実践できますか?

できます。まずは業務を記録し、定型作業を整理することから始めます。外注、ツール、協力者など、自分以外の手段を一つ取り入れるだけでも変化が生まれます。

事業を手放す判断は、いつ考えればよいですか?

始める前から、将来どのように関わりたいかを考えておくと安心です。生活の優先順位が変わったときや、自分が関わり続けるより別の担い手に任せた方がよいと感じたときも、選択肢を見直すタイミングです。

関連して読みたい記事

仕事は人生を支える大切なものですが、人生そのものではありません。私自身、さまざまな仕事や経営を経験したからこそ、働き方は固定されたものではなく、暮らしに合わせて見直せると考えるようになりました。まずは一週間の時間の使い方を書き出し、自分にとって残したい時間を決めることから始めてみてください。


コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です